生理がこない原因は?生理が起こる仕組みと来ない場合の対策方法

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生理がこない原因は?生理が起こる仕組みと来ない場合の対策方法

生理

 

女性である以上、閉経まではずっと付き合っていかなければならないのが生理。
心と身体の状態に大きく影響を受けるため、毎日気をつけているという人も多いでしょう。
特に周期が不順気味の人は、妊娠のことなども考えると色々と心配になったり不安になることも多いのではないでしょうか。
そこで今回は生理が起きる仕組みや生理がこない原因、セルフケア方法などについてまとめてみました。

目次
  1. なぜ生理になるの?生理の仕組みと生理痛
  2. 生理の正常な周期はどれくらい?
  3. 生理が来ない原因とは
  4. 生理の周期を正常に保つための対策方法5選!

なぜ生理になるの?生理の仕組みと生理痛

生理とは成熟した女性の子宮から周期的に起こる生理的出血のことです。
医学的な正式名称は月経で、そのほかメンスやアンネ、周期が月の満ち欠けの周期に近いことからセーラームーンと呼ばれることもあります。

 

生理は妊娠するための身体の準備

生理は女性が妊娠できるように体内で準備をすることです。
子宮の内側は子宮内膜という膜で覆われていますが、この子宮内膜が周期に応じて厚みを増していき、やがて内膜の表面部分にある機能層という組織が溶けて剥がれ落ちるのです。
このときに出る酵素の働きによって出血を起こし、この出血のことを経血と呼びます。

 

辛い生理痛について

生理

 

月経前症候群(PMS)

生理は女性ホルモンの働きによって起こりますが、生理が始まる3日から10日前にはこの女性ホルモンの影響によって身体的、あるいは精神的症状である月経前症候群(PMS)が起こる場合があります。
月経前症候群の主なものとしては下腹部の膨満感や下腹部痛、頭痛などのほか、イライラや抑うつなどといった症状が挙げられます。
これらは一般的に生理痛と呼ばれています。

機能性月経困難症

さらに、特に病気なわけではないのに寝込んでしまうほど痛みがつらい状態になってしまうことを機能性月経困難症と呼びます。
生理痛がひどくなる原因はホルモンバランスの乱れによる骨盤内のうっ血、全身の血行の悪化、ストレスなどです。

器質性月経困難症

痛みの程度が軽く、市販の痛み止めの薬を飲めば治まるという場合であればそれほど心配はありませんが、生活に支障が出るほど痛みがひどい場合には子宮内膜症や子宮筋腫、炎症が原因ということも考えられます。
そういったケースを器質性月経困難症と言い、その場合には病院での治療が必要です。
気になる人は産婦人科で相談するとよいでしょう。

 

生理痛がひどい時の対処法

生理

 

生理痛を改善するために効果的な方法は、下半身を温めて血行をよくすることです。
生理中の入浴は経血を増加させると言われることもありますが、実際には変化はありませんので積極的にバスタブに浸かって身体を温めるようにしましょう。
入浴剤を入れたり、血行を促進するアロマを入れたりするとより効果的です。
それでもあまりバスタブには浸かりたくない、という人は足湯でも構いません。
バケツなどの容器に41度から42度ほどのお湯を入れて足を浸け、15分から20分ほど経つと下半身から体が温まってきます。
そのほかアロマテラピーやヨガ、マッサージなども効き目がありますし、簡単な体操を行うのもおすすめです。

 

生理はいつまで続くの?

生理

 

思春期の時期から始まり、生まれて初めての生理のことを初潮と呼びます。
更年期の時期に女性ホルモンの分泌が変わると生理は停止し、このことは閉経と呼ばれています。
女性ホルモンは7歳から8歳頃から少しずつ分泌量が増加し、初潮を迎えてから20歳くらいにかけてその量が増えていきます。
そして20代で分泌量はピークに達し、妊娠や出産の準備が整った身体になります。
30代後半から女性ホルモンの分泌は少しずつ減り始め、閉経をはさんでおよそ10年くらいかけて女性ホルモンは分泌しなくなります。
一生のうちで平均で35年から40年間、女性は生理と付き合うことになると言えるでしょう。

生理の正常な周期はどれくらい?

生理

 

生理が始まった日から次の生理が始まる前日までのサイクルを生理周期と呼び、25日から38日が正常な周期だと言われています。
それよりも短い周期だと頻発月経、長い周期の場合は稀発月経と呼びます。

 

また、生理の期間はおおむね3日から7日間で、1日から2日で終わってしまう場合は過短月経、8日以上続く場合は過長月経と呼ばれています。

 

生理の周期は主に卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つの女性ホルモンによってコントロールされていますが、そのホルモンの分泌は脳の視床下部と脳下垂体、卵巣の3つが互いに関係しあっています。
そのためそのどれか1つでもトラブルが起きると周期に乱れが生じてしまうのです。

 

ホルモンバランスが乱れた状態をそのままにしておくと、妊娠しづらくなったり更年期の症状が早く出たりすることもあります。
また閉経の時期が早まることで骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まる危険性もあります。
そのためストレスは少しでも早く解消し、安定した生理周期を保つことが大切です。

 

頻発月経とは

生理周期が24日以下の場合を頻発月経と呼びます。
その原因としては卵巣の働きが落ちていることと、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れが挙げられます。
またそれ以外にも女性ホルモンの1つである黄体ホルモンが不足する黄体機能不全の場合も考えられます。
黄体機能不全の状態が長く続くと子宮内膜が十分に成熟しなくなり、妊娠しにくくなったり、妊娠しても流産しやすくなる可能性があります。
将来妊娠出産を望んでいる人は、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

 

稀発月経とは

稀発月経は生理のサイクルが39日以上空いてしまう場合のことです。
その原因としては卵巣の働きが弱くなっており、ホルモンが順調に分泌されていない可能性が考えられます。
稀発月経であって排卵があるようでしたら妊娠・出産に問題はありませんが、無排卵周期になってしまっている場合も多いので注意が必要です。
もしも稀発月経の状態が長く続くようであれば、一度ホルモンバランスの状態や子宮内での排卵の有無について調べてみるとよいでしょう。

 

過短月経と過長月経

生理の期間が2日以内で終わってしまうことを過短月経と呼び、その逆に8日以上続いてしまうことを過長月経と呼びます。
これらの原因としてはホルモンバランスの乱れと子宮の病気が考えられます。
視床下部や脳下垂体、卵巣など女性ホルモンの分泌に関係する器官に問題があって無排卵周期になっている場合も多く、そうした場合には長く放置したままにすると不妊になってしまう原因にもなります。
過短月経や過長月経を何度も繰り返す場合にも、一度婦人科で診てもらうのがおすすめです。

 

過少月経と過多月経

経血の量が極端に少ない場合を過少月経、逆に極端に多い場合は過多月経と言います。
特に過多月経は子宮筋腫やポリープなどの病気が原因となっている場合も考えられるので注意が必要です。

生理が来ない原因とは

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生理の周期は体調などで左右されやすく、たとえ体や心になんの問題がなかったとしても数日程度は早くなったり遅くなったりするものです。
2、3日遅れることはよくありますのであまり慌てず、生理開始予定日を1週間以上過ぎても生理が来ない場合に「遅れている」と判断した方がよいでしょう。

 

生理が来ない原因には4つあります。

 

妊娠

まず最初に考えられる理由は妊娠です。
妊娠すると子宮内膜が維持されるため、生理は来なくなります。
生理周期の間で一度でも性交渉があれば、たとえ避妊をしていたとしても妊娠している可能性があります。

 

ストレス

また過度なストレスが原因であることも多いです。
生理はストレスのバロメーターとも言われており、強いストレスを感じるとホルモン分泌のバランスが崩れ、周期が不順になってしまいます。

 

薬の副作用

薬の副作用の可能性もあります。
胃薬や抗うつ薬、ピルなどの中には副作用として女性ホルモンの分泌量を変化させるものがありますので、薬を服用している人はあらかじめホルモンバランスへの影響についてかかりつけの医師に相談することが大切です。

 

病気

そのほか婦人科系の疾患や早期閉経といった病気が原因の場合もあります。
特に誰でも50歳ごろになると閉経が訪れるものですが、最近では20代や30代という若さで閉経してしまうケースが増えています。
このことを「早期閉経」と言い、原因は過度なストレスと食生活の乱れではないかと言われています。
そのようなことにならないよう、生理が遅れているなと感じたら生活習慣を改めて見直すことが大切です。

 

また婦人科系の病気は自覚症状を感じにくいことが多いため、妊娠以外の理由で生理が来なかったり遅れている時は一度これらの病気の可能性を考えた方がよいでしょう。

 

子宮筋腫

子宮筋腫とは子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍です。
小さな腫瘍の場合には症状が出ないことも多いです。
しかし発生する場所や大きさによっては生理不順や経血の増加などが起こりやすくなる病気です。
女性の2割から4割の子宮内で発生していると言われており、年齢を重ねるとその頻度も増加します。
また大きくなると膀胱や骨盤内の臓器を圧迫して頻尿や下腹部の痛みなどの症状をまねくこともあります。
誰にでも可能性がありますので、定期的な検査を受けて早めに発見することが大切です。

 

子宮内膜症

子宮内膜症は本来は子宮内にあるべきはずの子宮内膜が卵巣や骨盤の腹膜など子宮とは違う場所に発生してしまう病気です。
生殖可能年齢の女性の約1割が発症すると言われており、不妊の原因の1つとも考えられています。
この病気になると極度の生理痛や腰痛、下腹部痛が起こるほか、生理不順も引き起こします。
完治することが難しい病気で、再発することも多いです。
早期発見することが再発を抑えたり、痛みを軽減するのに効果的です。

 

子宮頸がん

腟と子宮腔をつなぐ子宮頚部にできるがんです。
性交渉の経験がある女性であれば誰でも発症する可能性があります。
日本では年間で10,000人もの女性が発症していると言われており、特に40歳未満の若年層での発症が増えている傾向にあります。

 

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣の外側が固まってしまうことで排卵が困難になり、卵巣の中に未成熟の卵胞が蓄積してしまう病気です。
排卵が行われにくくなるため、生理不順につながります。

 

卵巣チョコレート嚢胞

正式な医学名は「子宮内膜症性嚢胞」で、卵巣の内部に子宮内膜のような組織ができてしまう病気です。
子宮内膜症と同じように極度の生理痛や腰痛、下腹部痛を引き起こし、生理不順にもなりやすくなります。

 

甲状腺の病気

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは卵巣などにも影響を与えており、病気などの理由で甲状腺ホルモンの分泌量が減少してしまうと生理周期の乱れにもつながると言われています。
そのため子宮や卵巣の病気だけでなく、バセドウ病や橋本病のような甲状腺の病気も生理不順の原因となることがあります。

生理の周期を正常に保つための対策方法5選!

周期が短すぎたり長すぎたりといった月経不順を感じた場合には、まず毎日の生活習慣を見つめ直してみましょう。
急激に体重を減らすような無理なダイエットやバランスの乱れた食生活、睡眠不足などが原因かもしれません。
またストレスによる自律神経の乱れも生理の周期に強い影響を与えますので、日々の暮らしの中でストレスと上手く付き合っていくことも大切です。
ヨガやアロマテラピー、ストレッチなどの方法で身体と心の健康を保つことが大切です。

 

ヨガ

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身体だけでなく心の健康にもつながるヨガは生理の不快感を解消する方法として人気があります。
ヨガをする際に行う腹式呼吸は「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンの分泌を促し、気持ちを落ち着かせる効果があるためです。
そのほかひし形のポーズは腰回りの筋肉や脚の付け根の筋肉がほぐされるため、生理中の下腹部の痛みを軽減する効果があります。
うつ伏せの状態で両手で両足を持って反り返る弓のポーズもホルモンの分泌量を増加させると言われています。
ただし気をつけるべきポイントとして、出血がひどい場合やあまりにも気分が悪い場合には無理をせずゆっくりと身体を休めた方がよいでしょう。

 

アロマテラピー

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香りは脳の中の大脳辺縁系に伝達されますが、この大脳辺縁系は生理の際に女性ホルモンの分泌を促す視床下部があるところです。
そのためアロマの香りをかぐことは生理の悩みを軽減するのに効果的な方法の1つとして知られています。
ローズの香りは女性にとっての万能薬とも言え、女性ホルモンのバランスを整えて生理痛を緩和してくれるだけでなく肌の活性化やアンチエイジングにも効果的です。
ネガティブな感情を和らげるとも言われていますので、ストレスの解消にもおすすめです。

 

ローズのアロマにはローズアブソリュートとローズオットーの2種類がありますが、女性ホルモンの活性化に効果があるのはローズオットーの方のようです。
またフルーティな青林檎の香りがするカモミールもおすすめです。
カモミールはその学名がMatricaria(子宮)であることからも分かるように、女性の悩み全般に効果の期待できるアロマです。

 

マッサージやツボ押し

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生理痛や生理不順の原因の1つに下半身や下腹部の血行の悪化が挙げられます。
そのためリンパマッサージやツボ押しなど血行を改善するようなマッサージを行うことも効果があると言えるでしょう。
ふくらはぎや太もも、膝裏などを両手の親指を使って優しくマッサージすることでリンパが流れやすくなり、血行が改善されます。
また足のかかとの部分には女性機能を高めるツボが多くありますし、下腹部にも気海や関元など生理痛を緩和させるツボが多くあります。
マッサージと一緒にこういったツボを押すことで生理痛を和らげることができるでしょう。

 

体操やストレッチ

生理

 

ちょっとした体操やストレッチを行うことも、不快感を取り除くのに効果的です。
生理痛の主な原因はプロスタグランジンの過剰分泌と血行不良による骨盤内のうっ血ですので、それらを改善するような運動を行うことが大切です。
血行を良くするストレッチには両足を肩幅に開いてまっすぐ立ち、両手を腰に当て、円を描くように左右それぞれ腰をゆっくり回す腰回し体操や仰向けに寝た状態で手足を伸ばしてリラックスし、そこから背伸びをするように、手先と足先を伸ばす仰向け体操などがあります。

さいごに

生理

 

女性の身体と切り離すことができない生理の仕組み。

 

周期が乱れたり生理が来なかったりした場合には、何かの病気である可能性もあります。
もし少しでも心配なことがある場合には、早めに病院を受診してくださいね。